2F 平家物語
琵琶法師
第17景「琵琶法師」

ものがなしい琵琶の音色(ねいろ)。感情あるれる巧妙な語り口。
平家物語は、琵琶法師の「語り」を媒体とする特殊文学として伝承されてきた。
室町初期の京都には、数百人の琵琶法師がいて多くの民衆に諸行無常の物語を語り聞かせていたという。
しかし、その作者や成立年代については、諸説があって、現在も確定していない。

吉田兼好は、「徒然草」の中で、後鳥羽院の頃に信濃前司行長(しなのぜんじゆきなが)が創作して音楽的な節をつけ、盲目の法師に語らせたと書いているが他の名前を挙げているものもある。
恐らくは、鎌倉時代に原形がつくられ、その後に手が加えられてきたのであろうとされている。

次へ戻る